「何時間勉強した?」だけで、判断していませんか
お子さんに、つい「今日は何時間勉強したの?」と聞いてしまうことはありませんか。
勉強時間は、目に見えてわかりやすい目安です。
もちろん、勉強時間は大切です。
1時間しか勉強していない子と、毎日3時間勉強している子を比べて、「時間なんて関係ない」と言うつもりはありません。
ただ、時間を増やせば、そのぶん成績が上がるわけではありません。
大切なのは、増やした時間の中で、何をして、何ができるようになったのかです。
今回は、勉強時間より大事な5つのポイントをお伝えします。
勉強時間より大事な5つのこと
① 質:その時間で何をしていたか
「2時間机に座っていた」という事実だけでは、何も判断できません。
以前、3時間机に向かっていたのに成績が動かなかった中学生がいました。
様子を見ていると、教科書を眺めたり、ノートをきれいに写したりする時間が大半でした。
「質の高い勉強をしよう」と言われても、お子さんには難しい言葉です。
そこで、「問題を解く」「間違いを直す」のように、行動に落として伝えます。
② 内容:今の自分に必要な勉強か
同じ1時間でも、中身によって意味は変わります。
得意な数学だけを解く。提出物を終わらせるだけで終える。苦手な単元を復習する。
この3つでは、成績への影響がまったく違います。
とくにテスト前は、「勉強した時間」より「必要な勉強をした時間」が大切です。
③ 定着:できるようになったか
「数学を1時間やった」で終わらず、「昨日できなかった問題が、今日は一人で解けた」と言えるかどうかを見ます。
時間ではなく、変化を見る。
これが、学習が前に進んでいるかどうかの目安になります。
④ 間違い直し:間違いを放置していないか
2時間勉強しても、丸つけをして終わりでは、意外と何も変わっていないことがあります。
一方で、30分しか勉強していなくても、間違えた問題を確認して、もう一度解いて、今度はできたなら、かなり意味があります。
間違いを放置しなかった30分は、丸つけだけで終わった2時間より力になります。
⑤ 継続:続けられているか
1日5時間勉強して、その後1週間何もしない。
それよりも、毎日30分を続けるほうが、習慣としては強いです。
勉強は、量より続けられるかどうかで差がつきます。
前回の「学習習慣がつく家庭」の記事とも、つながる部分です。
ご家庭でできる声かけの変え方
明日から、「何時間勉強した?」を、次のように変えてみてください。
今日は何ができるようになった?
「昨日は解けなかった問題が解けた」「間違えたところを直せた」という答えが返ってくれば、その日の勉強は成功です。
答えに詰まる日があっても、責める必要はありません。
その日の勉強を、一緒に振り返るきっかけになります。
【家スタ!】が大切にしていること
【家スタ!】が見ているのも、勉強した時間の長さだけではありません。
何をやったのか、何ができるようになったのか、間違いをもう一度できるようにしたか。
そして、自分で決めて続けられているか。
勉強を「時間」で測るのではなく、「できるようになったこと」で測る。
そんな家庭学習を、大切にしています。
