「勉強しなさい」と毎日言っているのに…
保護者の方から、「言わないと勉強しないんです」というご相談をよくいただきます。
「勉強した?」「宿題は?」「テスト前なんだから勉強しなさい」と、毎日声をかけている。
それでもなかなか習慣にならず、親子ともに疲れてしまう。
一方で、親がとくに厳しいわけでもないのに、毎日淡々と机に向かうお子さんもいます。
その違いは、性格ややる気の差ではなく、家庭の中の仕組みにあることが多いのです。
学習習慣がつく家庭の6つの共通点
① 勉強する時間が決まっている
「今日は何時からやる?」と毎日相談していると、そのたびに「やるか、やらないか」を考えることになります。
「夕食前の30分は勉強」と生活の中に組み込んでしまえば、考える回数が減ります。
時間が来たらやる。
これくらい単純なほうが続きます。
「やる気が出たらやる」では、いつまで経っても習慣にはなりません。
② 何をやるかが決まっている
「勉強しなさい」は、子どもにとって大きすぎる言葉です。
何から手をつけてよいかわからず、動けなくなってしまいます。
英単語10個、計算10問、学校のワーク2ページ、漢字10個。
ここまで具体的にしている家庭は強いです。
「勉強する」ではなく「何をするか」まで決める。
③ 毎日できる量にしている
以前、「毎日2時間やる」と宣言した中学生がいましたが、3日で止まってしまいました。
一方、「まず15分」から始めた生徒は、いつのまにか自分で20分、30分と増やしていきました。
習慣をつくる段階では、量よりも継続が優先です。
毎日3時間やる子より、毎日15分でも必ずやる子のほうが、習慣としては強いのです。
④ 親が先生になりすぎない
「そこ違う!」「その解き方じゃない!」「昨日教えたでしょ!」と毎回教えようとすると、親子ともに疲れてしまいます。
家庭での親の役割は、教えることではなく、勉強ができているかを確認することです。
「今日の分は終わった?」「学校のワークは進んだ?」くらいで十分です。
⑤ 間違いを「失敗」にしない
勉強すれば、間違えるのは当たり前です。
「なんでこんなの間違えるの!」と言われ続けたお子さんは、間違えること自体を嫌がるようになります。
すると、答えを隠したり、難しい問題を避けたりするようになってしまいます。
大切なのは、間違えたかどうかではなく、間違えたあとにもう一度やるかどうかです。
間違える、直す、もう一度やる。
前回お伝えしたアウトプットも、この流れの中にあります。
⑥ テスト前だけ頑張らせない
普段はほとんど勉強していないのに、テストの3日前になって「勉強しなさい」と言い出す。
これでは、習慣にはなりません。
普段から少しずつ続けている子は、テスト前でもペースが大きく崩れないのです。
テスト前の勉強は、普段の学習習慣の延長線上にあります。
そして、親の声かけが少しずつ減っていきます
最初は、毎日「勉強した?」と声をかけます。
やがて、「今日の分は終わった?」に変わります。
そして最後には、言わなくても始めるようになります。
これが学習習慣です。
学習習慣とは、毎日たくさん勉強することではありません。勉強することが特別なことではなくなる、ということです。
まずは、夕食前の15分と、やることをひとつだけ決めるところから始めてみてください。
【家スタ!】が大切にしていること
【家スタ!】が大切にしているのも、まさにこの部分です。
「勉強しなさい」と言われて勉強するのではなく、自分で決めたことを毎日続ける。
そのために、まずは「何をやるのか」「どこまでやるのか」を明確にします。
そして、少しずつ自分で勉強できるようにしていきます。
勉強を教えるだけではなく、勉強を続けられるようにする。
それが【家スタ!】の考える家庭学習のサポートです。
