4月が終わり、新しいクラスや学校にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。
緊張感が薄れて、ようやくリラックスできてきた。
そう感じている方も多いと思います。
でも実は、この「慣れてきた時期」こそが、成績が落ちやすいタイミングです。
毎年5月になると、学習のペースが崩れてしまう子が一定数います。
今回は、その特徴を整理してお伝えします。
お子さんの様子と照らし合わせながら読んでみてください。
特徴① 宿題だけやって「勉強した気」になっている
4月は新しい内容が多く、授業のペースもゆっくりです。
そのため、宿題をこなすだけでも「なんとかなっている」と感じやすい時期です。
ところが5月以降は、授業の進み方が速くなっていきます。
宿題をやるだけでは追いつかなくなってきても、本人はまだ「大丈夫」と思っている。
この感覚のズレが、じわじわと成績に影響してきます。
注意ポイント
テストが返ってきても特に気にしていない。
「勉強した」と言うわりに、何をやったか説明できない。
こういった様子が見られたら、学習の中身を一緒に確認してみてください。
特徴② ゴールデンウィーク明けから気持ちが戻らない
ゴールデンウィークは楽しいですよね。
でも、長い休みのあとは切り替えが難しく、勉強モードに戻るまでに時間がかかる子が多いです。
「なんとなくやる気が出ない」「学校に行くのがしんどい」という状態が1週間、2週間と続いてしまうと、その間の授業内容がそのまま抜けていきます。
GW前後は特に意識して、学習リズムを整えてあげることが大切です。
注意ポイント
連休明けから宿題を後回しにするようになった。
夜ふかしが続いて、朝なかなか起きられない。
生活リズムの乱れは、そのまま学習リズムの乱れにつながります。
特徴③ 「わからない」をそのままにしている

4月の内容は比較的やさしく、基礎的なことが多いです。
ところが5月以降は、その基礎の上に新しい内容が積み上がっていきます。
4月のうちに曖昧なまま進んでしまった部分が、5月になって一気に表面化してくることがあります。
算数でいえば、かけ算やわり算のしくみが怪しいまま、次の単元に進んでしまうようなイメージです。
わからないことを「まあいいか」とそのままにしておくと、後から取り戻すのに大きなエネルギーが必要になります。
注意ポイント
テストで同じ種類の問題をくり返し間違えている。
「難しい」と言って問題を見るなり諦めてしまう。
こういった様子が見られたら、早めに戻って確認することが大切です。
特徴④ 家庭学習の習慣が4月で止まっている
新学期のスタートは、誰でも少し気合いが入るものです。
「今年は毎日勉強する!」と決めて、最初の数週間は続いていた。
でも5月になる頃には、その習慣がいつの間にか止まっていた。
こういうケースは、実はとてもよくあります。
習慣というのは、意識して続けないと自然に薄れていくものです。
「まあ今日くらいはいいか」が積み重なって、気がつけば何週間も経っていた、ということになりかねません。
注意ポイント
「宿題以外は何もやっていない」という状態が続いている。
勉強の話題を出すと面倒くさそうにする。
習慣が途切れているなら、今からでも十分立て直せます。
5月は「立て直しのチャンス」でもある
ここまで読んで、「うちの子、当てはまるかも」と感じた方もいるかもしれません。
でも、心配しすぎなくて大丈夫です。
5月はまだ、1学期の前半です。
今気づいて動き出せれば、十分に間に合います。
大切なのは、「なんとなく大丈夫」という感覚を過信しないことです。
慣れてきたからこそ、今一度お子さんの学習の様子を確認してみてください。
気づいたときが、立て直しのスタートラインです。
