「テストが終わってホッとした」…そのあと、どうしてますか?
「終わったー!」と開放感に包まれる定期テスト後。
子どもにとっては、ようやく日常が戻ってくるような気持ちですよね。
でも実は、この“テストが終わった直後”こそ、次の成績アップのチャンスなんです。
なぜなら、「何ができて、何ができなかったか」を自分で振り返る力が、今後の学習を大きく左右するからです。
なぜ「振り返り」が大事なの?
人は“うまくいったこと”よりも、“うまくいかなかったこと”のほうが記憶に残りやすいと言われています。
つまり、テスト直後こそ、「あれ?この問題、見たことあるのに解けなかったな」
「あの教科、前日しかやらなかったから全然覚えてなかった…」
という、リアルな気づきがたくさんあるタイミングなんです。
この気づきをそのままにしてしまうと、次回も同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高くなります。
でも逆に、しっかり振り返っておけば、次のテストの点数に直結する“学び”が残るんです。
成績アップにつながる「テスト後の習慣」
1. テスト結果は“点数”だけ見ない
結果が返ってきたら、「何点だった?」と点数だけで一喜一憂しがちですが、大事なのは「どう間違えたか」です。
・ケアレスミスだった?
・覚えていたのに出てこなかった?
・そもそも理解してなかった?
間違いの原因によって、今後の勉強法をどう変えていくかが見えてきます。
2. 「次はどうする?」を一緒に考える
「またやればいいよ」で終わらせず、
「次はどうしたらもっと良くなるかな?」という視点で、親子で軽く話し合ってみましょう。
「理科は早めに復習しておいたほうがいいかも」
「数学は途中式を書かないと点を落とすんだね」
こんな風に、自分の課題を言葉にするだけでも、意識は変わっていきます。
3. 頑張ったところもちゃんと見てあげる
点数が思ったほど良くなかったとしても、
「この教科すごく伸びたね!」
「提出物、ちゃんと出せてたね」
という風に、“成果を認めてあげる”ことも大切です。
テストは、子どもなりに精一杯努力した証。
次へのモチベーションを育てるには、努力をちゃんと見てあげることが何よりの栄養になります。
【家スタ!】の「振り返り」サポート
【家スタ!】では、テスト後のプリント提出を通じて、「間違えた理由」まで一緒に確認できる弱点対策プリントを提供しています。
ただの復習ではなく、
「なぜ間違えたのか」「どう解き直すと良いか」を個別にサポート。
自分で振り返る力が、自然と身につく仕組みです。
一人では気づきにくいことも、家スタがサポートすることで見えてくるようになります。
おわりに:次のテストはもう始まっている
テストが終わった瞬間から、次のテストへの準備は静かにスタートしています。
何も特別なことをする必要はありません。
でも、少しだけ「振り返り」の習慣を取り入れることで、次の成績は必ず変わってきます。
保護者の皆さんが、少し背中を押してあげるだけでいいんです。
「今回のテスト、どうだった?」「何ができて、何が難しかった?」
そんな会話から、子どものやる気の火がまた灯るかもしれませんよ。