昨日のある男子中学生の数学の勉強中、こんなやり取りがあった。
単元は方程式。
数量の関係を文字を使った式で表わせっていうやつ。
嫌いな人は本当に嫌いなところです。
授業後の確認プリントが送られてきた。
そこにあった言葉は「わからん」「わからん」「わからん」。
慌てて、解説を書いて弱点対策プリントを作って送信する。
そして返ってきたプリントには確かに答えは書いていたのだが、殆どできていない。
そして最後に一言。
「解説を読んでもわかりませんでした」
うーん、困った。
もちろん何度も何度もやらせることは可能です。
ですが、もうすでに2時間も勉強している様子。
「これ以上やると逆効果かも。嫌いにさせても仕方ないし」
ということで
「よし、とばしましょう!」
と返事を書いて昨日の勉強は終了。
そして今日の勉強。
プリンターが作動しはじめ、プリントが送られてきた。
よく見てみると、昨日の弱点対策プリントではないか。
新しい答えが書き込まれ、最後に一言。
「考えてみました。あっていますか?」
と。
採点してみると全部正解。
昨日の勉強終わってから、一生懸命考えたんだろうな。
無理だと決めつけてしまった自分を反省。
教えるほうが諦めちゃいけないということを考えさせられた一日でした。