「テストの点数、思ったより悪くて…」
「この点数じゃ、夏休みどうすればいいの?」
6月は、子どもの中間テストが返却されてくる時期。保護者としては点数の良し悪しに一喜一憂しがちですが、本当に注目すべきは点数だけではありません。
むしろ大事なのは、「どこでつまずいたのか」「次にどう生かすか」を、親子で冷静に見直すこと。この記事では、返却後のテストを“宝の山”に変える見直し方法と、家庭でのサポートのコツをご紹介します。
◆テストの点数だけを見ていませんか?
テストの点数は確かに結果ですが、それは「勉強の過程」の一部が数値で表れたものに過ぎません。点数にばかり注目してしまうと、
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「こんな点数じゃだめ!」と責めてしまう
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子どもが落ち込み、自信を失ってしまう
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原因分析や対策ができず、また同じミスを繰り返す
といった“負のスパイラル”に陥りがちです。大切なのは、「どこができて、どこができなかったのか」を一緒に振り返ること。
◆まず見るべきは「間違えた問題」
返却されたテストでまず見るべきは「間違えた問題」です。
ここには、子どもの“弱点”や“思い込み”、“理解不足のクセ”が隠れています。
たとえば:
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計算ミス → 焦りや見直し不足
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漢字ミス → 書き取り練習不足、読みは理解している可能性も
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記述ミス → 問いの意図をつかみきれていない
など、原因は多様。お子さんと一緒に、「なぜ間違えたと思う?」と問いかけながら、やさしく振り返ってみてください。
◆ケアレスミスも立派なヒント!
「計算ミスだから大丈夫」「ケアレスミスは仕方ない」と片づけてしまうのはもったいない!
実は、ケアレスミスには以下のような傾向があることも。
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テスト中の集中力が続いていない
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書き間違いを見直す習慣がない
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解くスピードに対して時間配分が合っていない
つまり、「普段の学習態度」や「時間感覚」がそのまま出ていることも多いのです。ミスの“質”に目を向けてあげることで、次への対策が立てやすくなります。
◆本人に解説させてみよう
子どもが間違えた問題を見て、「これはこういう意味だったのか~」と自分で気づけるようになると、学習の質は一気に上がります。
おすすめは、「この問題、もう一回解いてみようか?」と声をかけてみること。
自分の言葉で説明しながら理解を深めるプロセスは、記憶の定着に非常に効果的です。
◆やり直しの順番はこう進めると効率的!
間違えた問題のやり直しは、次のように順番を決めるとスムーズです。
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配点が大きい問題(→基礎の見直しにつながる)
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記述や応用問題(→理解の深さが問われる)
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細かいケアレスミス(→見直しの習慣づけ)
時間が限られている場合は、すべてをやり直すよりも、「つまずきの傾向」を絞って効率的に復習するのがポイントです。
◆「家スタ!」なら、見直し学習もサポート万全!
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特におすすめなのが:
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弱点対策プリントで“できなかった”を“できた!”に変える
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映像授業で「もう一回解き直し」が何度でもできる
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自分のペースで復習に取り組めるから、苦手意識を克服しやすい
定期テストで出た弱点を、次のテストや通知表アップにつなげるには、この“復習タイミング”がとても重要。学校の授業が進んでしまう前に、しっかり見直しておくことが、次の成功につながります。
◆親は「失敗を責める人」より「伴走する人」に
返却されたテストを見て、つい口から出てしまう「なんでこんな点数なの?」。でも、子どもにとってテストは「自分なりに頑張った証」です。
責めるのではなく、「今回はどこが難しかった?」「ここ、惜しかったね!」と寄り添いながら、一緒に復習できる空気をつくることで、次への意欲が育ちます。
◆まとめ:見直しこそ“学力の伸びしろ”
テストは、「終わったら終わり」ではありません。
返却されたテストこそ、次につなげる最高の材料。間違えた問題は、学び直すチャンスです。
子どもが「どうして間違えたのか」を自分で考えること、そして保護者がそのプロセスを支えること。これが学力アップの一番の近道です。