先日、受講生の保護者の方から相談を受けました。
「学校の宿題として自主学習があるのだが、何をすればいいのかわからない」
とのこと。
自主学習の宿題を出している学校も結構ありますね。
何をやったらいいのか考えることができる子はいいのですが、中には考えられない子もいます。
そんなときにおすすめなのが「学校ワーク」。
毎日何をするのか考えるのは大変なので、例えば、曜日ごとに教科を決めます。
月 数学
火 社会
水 英語
木 理科
金 国語
そして、その日は自主学習で学校ワークに取り組んでみてはいかがでしょうか。
学校ワークの答えを自主学習のノートに書いていく(答えがあるのであれば丸付けも)。
内容は前回のテストが終わったところから今までに勉強したところまで。
1週間で進んだ分だけ学校ワークもすすめていく。
進まなかったらやらない。
まあ、面倒といえば面倒ですが、それをやっていると、必ずいいことが起こります。
どうなるかというと、
「テスト発表日に提出物が殆ど終わってる」
状態になります。
素晴らしいですね。
もうテスト発表があっても慌てることがありません。
じっくり苦手な勉強に専念できます。
それからもう一つメリットがあります。
それは「内申点」対策です。
過去、成績が悪いお子さんを何人も見てきましたが、それでも高校に合格できたのは、提出物や宿題をしっかりと行ってきたからです。
定期テストの点数はよくありませんでしたが、提出物をしっかりと行うことで、内申点はきちんと取れていました。
たとえテストの点数が低くても、全体の評価は悪くないケースがほとんどだったりします。
ただ、よくあるのが、提出物の期限に合わせるために、答えを丸写しすること。
これは完全にNGです。
学校の先生って1年に何百冊もの宿題や提出物を見るわけですから、大抵の場合は答えを丸写ししたかどうかは一発でわかります。
時間をかけて取り組んだかどうかもわかるんです。
プロを舐めちゃいけません。
逆に、どんなに間違えていても丁寧にやった、ということもわかります。
提出物の評価は正しいかどうかではなく、きちんと取り組んだかどうかで評価します。
だから答えを丸写しして、適当に丸をつけて提出する、
実はこれは「僕はきちんとやっていません」というのを先生に伝えているようなもんです。
だから、そうならないようにするために、普段から少しずつ取り組んだほうがいい。
ぜひ自主学習が宿題に出ている人は取り組んでみてください。