テスト勉強で「うちの子、ダメかも…」と諦めていませんか?
勉強しているにも関わらずテストの点数が思うように上がらず、「うちの子はダメかも…」と諦めていませんか?
実は、お子様の成績が伸びない原因は、お子様自身の問題だけではありません。
「NGな勉強法」 をやってしまっている可能性があります。
中学生が陥りがちなNG勉強法5選と改善策
成績が伸び悩んでいると、焦ってつい間違った勉強法に頼ってしまうことがあります。
しかし、非効率な勉強法はさらなる成績ダウンを招いてしまう可能性があります。
ここでは、中学生が陥りがちなNG勉強法とその改善策を5つご紹介します。
お子様が同じような学習習慣に陥っていないか、ぜひチェックしてみてください。
1. 闇雲に長時間勉強する
ここがダメ
- 集中力が途切れ、非効率的な学習になってしまう
- 脳が疲れてしまい、記憶が定着しにくい
長時間勉強すればするほど良い、という考えは間違いです。
集中力が途切れた状態で勉強を続けても、頭に入らず非効率的な学習になってしまいます。
脳も疲れてしまい、せっかく勉強した内容が記憶として定着しにくくなってしまいます。
改善ポイント
- 短時間集中型の学習習慣を身につける
- 適度に休憩を挟み、集中力を維持する
集中力が続く時間は人それぞれですが、一般的には45分~1時間程度と言われています。
45分~1時間集中して勉強したら、10分~15分の休憩を取るようにしましょう。
休憩中は、軽い運動をしたり、音楽を聴いたりして、リフレッシュしましょう。
おすすめ
- タイマーを使って、集中できる時間と休憩時間を決める
- 集中力が切れたら、無理に続けずに休憩を取る
- 休憩中は、勉強のことを忘れられるようなことをする
2. 間違えた問題を放置する
ここがダメ
- 間違いから学ぶ機会を逃してしまう
- 同じ間違いを繰り返してしまう可能性がある
間違えた問題は、自分の理解が不足している箇所を教えてくれる貴重なものです。
しかし、放置してしまうと、同じ間違いを繰り返してしまう可能性があります。
改善ポイント
- 間違えた問題を必ず解き直し、原因を分析する
- 間違えた問題はノートなどにまとめ、定期的に復習する
間違えた問題を解き直すときは、なぜ間違えたのか原因を分析することが重要です。
問題文の読み間違いなのか、計算ミスなのか、概念理解が不足しているのか、原因によって対策が異なります。
原因を分析したら、その対策に合った学習に取り組みましょう。
おすすめ
- 間違えた問題を別のノートに書き写し、なぜ間違えたのかをメモする
- 間違えた問題は定期的に復習する
- 同じ問題を何度も間違えた場合は、先生や塾の講師に質問する
3. 自分にあっていない参考書や問題集をやっている
ここがダメ
- 理解せずに問題を解いても意味がない
- 自分の学力に合った教材を選んでいない可能性がある
よくあるのが、保護者の方がお子さまと相談なしに勝手に問題集を買ってくるパターン。
理解していない状態で問題を解いても、知識が定着せず、意味がありません。
また、自分の学力に合っていないレベルの教材を選んでしまうと、難しすぎて理解できず、挫折してしまう可能性があります。
改善ポイント
- まずは基本的な概念を理解してから問題演習に取り組む
- 自分の学力に合ったレベルの教材を選ぶ
問題演習に取り組む前に、まずは教科書や参考書を使って基本的な概念を理解することが重要です。
その際は、あまり詳しすぎないものがおススメです。
概念が理解できたら、自分の学力に合ったレベルの問題集を選び、問題演習に取り組みましょう。
おすすめ
- お子さまと一緒に問題集を選ぶ
- 自宅で一人でできるレベルの問題集を選ぶ
- 毎日続けられるものを選ぶ
4. 友達とばかり一緒に勉強する
ここがダメ
- 友達のペースに合わせ、集中力が途切れてしまう
- 理解できていない部分があっても質問しにくい
友達と一緒に勉強すると、楽しい and モチベーションを維持しやすいというメリットがあります。
しかし、友達のペースに合わせ て集中力が途切れてしまったり、理解できていない部分があっても質問しにくかったりというデメリットもあります。
また、友達から質問を受けるばかりで自分の勉強ができなかった、ということも。
改善ポイント
- 集中して学習できる環境で一人で勉強する
- わからない部分は先生や塾の講師に質問する
集中して学習するためには、一人で静かな環境で勉強することが大切です。
特にテスト前など、自分のペースで勉強したいときは正直お勧めしません。
わからない部分は、友達ではなく、先生や塾の講師に質問するようにしましょう。
おすすめ
- 集中して勉強したいときは友達と一緒に勉強しない
- 勉強したいときは最小限にとどめる
- 質問は学校や塾で
5. ネットやゲームを休憩中に見る
ここがダメ
- 注意散漫になり、学習効率が下がる
- 脳が疲れてしまい、記憶が定着しにくい
勉強している途中、「ちょっと休憩を…」と思ってネットやゲームを見てしまうことはよくあります。
ところが気がついたら1時間もみてしまった…ということもよくありがちです。
勉強中にネットやゲームを見ると、注意散漫になり、集中力が途切れてしまいます。
せっかく勉強していても、頭に入らず、記憶が定着しにくくなってしまいます。
改善ポイント
- 勉強中はネットやゲームは別の部屋に置き、集中できる環境を作る
- タイマーなどを使って、休憩時間をきちんと守る。
勉強中は、テレビやゲームの誘惑を断ち、集中できる環境を作るようにしましょう。
スマホも電源オフにして、通知音も消しておくと良いでしょう。
勉強のスケジュールをきちんと立て、適度に休憩を取って、気持ちの切り替えを上手に行いましょう。
おすすめ
- ネットやゲームを近くに置かない
- スケジュールをきちんと立てる
まとめ
「長い時間机に向かっているのに、成績が上がらない」
「一生懸命やっているんだけど…」
といった場合、もしかしたら勉強方法が間違っている可能性もあります。
「NGな勉強法」を続けていると、自分の勉強に自信を無くしてしまう可能性もあります。
自分に合った勉強法を見つけることが、中学生にとって非常に大事です。
保護者の方も、お子様が効率的に学習できるよう、サポートしてあげてください。