小学生のうちから中学英語を学ぶ意味とは~多くの保護者が知らないこと

小学生の保護者の方に知っておいてほしいことがあります

お子様の英語学習、どのように進めていますか?

「英語を本格的に勉強するのは中学校に行ってからでいいのでは?」

「小学校でも英語の勉強やっているんでしょ?」

間違ってはいないんですが、知っておいてほしいことがあります。

英語嫌いが増えている?

近年、中学校の英語が難しくなり、苦手意識を持つ子どもたちが増えています。

例えば、これは学研教育総合研究所が出しているアンケートの結果ですが注目してもらいたいのは「嫌いな教科」に英語を上げている子達の割合です。

2020年のアンケートでは14.2%の子たちが英語と答えています。

ところが3年後のアンケートでは

なんと、20.8%の子たちが「英語が嫌い」と答えています

この背景には一体何があったのでしょうか。

英語嫌いの原因は教科書改定?

2020年から2023年にかけて、英語が嫌いな中学生の割合が大幅に増加。

これは、2021年の教科書大改定が影響していると考えられます。

まず、日本の小学校で英語が正式に必修教科になったのは2020年です。

教育改革により、小学校3年生から英語が導入され、5年生と6年生では週2時間の英語の授業が行われるようになりました。

子供たちは早い段階から英語に親しみ、基礎的なコミュニケーションスキルを身につけることが期待されていたため、文法よりも「話す」「聞く」に重点が置かれました

翌年、中学校も教科書改定が行われます。

英語の授業では、より実践的なスキルを重視し、コミュニケーション能力の向上に焦点を当てるようになりました。

また、文法や語彙の教育に加えて、リーディングやライティングのスキルも強化されています。

ただ、問題は中学校って「定期テスト」、そしてその先には「高校入試」が控えています

テストはどうしてもペーパーで行われるわけですから、「読む」「書く」が大事です。

「話す」「聞く」に重点を置いてやってきた小学校、

「読む」「書く」に重点を置いてやってきた中学校、

当然、混乱が起きるわけですよ。

今までやってきたことと違うって。

にも関わらず、

「あなた達は小学校で英語の基礎を学んできた」

という扱いで迎えられるわけですから。

まあ、そのへんのあたりは以前書いたので、興味のある方はそちらもどうぞ。

英語嫌いを減らす方法とは

以前の教科書と比べてみて、それほど内容が難しくなった印象はありません。

もちろん語彙数は相当増えましたが、覚えればなんとかなります。

個人的に一番まずいと思うことは

「いちばん大事なところをないがしろにしている」

ということ。

だって、「be動詞の勉強」とか、「一般動詞の勉強」とか、「助動詞の勉強」とかというのは本来英語の勉強の基礎です。

そこを間違えてしまうと、その後の勉強は全くと行っていいほど役に立ちません。

不定詞覚えようと関係代名詞覚えようと、最初の動詞の使い方が間違えればアウトですから。

そのいちばん大事な勉強を4月のまだ学校生活に慣れないときにまとめて習うわけですから、ついていけない子が出てくるのも当然です。

 

それを防ぐためには、小学校の3学期に文法を徹底してあげるだけで随分と解決するはずなんですが。

6年の3学期なんかやることないんだから。

学校でやってくれないのであれば、ここは保護者の出番です。

上の3つの文法をまずは徹底してみてください

これで随分と不安は解消できると思います。

まとめ

中学英語の難しさは、もはや周知の事実です。お子様がスムーズに中学英語を学び、英語力を伸ばせるよう、早めの対策が大切です。

「家スタ!」は、そんなお子様を応援します。

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