「勉強しなさい」と言ったら「うるさい!」と返ってくる…。
そんなやりとりが毎日のように繰り返されていませんか?
子どもが勉強に反発するようになると、親としては「どう関わればいいの?」と戸惑ってしまいますよね。
特に6月は、新学期の疲れや梅雨による気分の変化もあって、子どもの心も不安定になりやすい時期です。
今回は、そんな6月に見られやすい「子どもの反発」と、親ができる“ちょうどいい関わり方”について考えていきます。
なぜ6月に反発が増えるの?
新学年の緊張感が少しずつほぐれ、学校生活にも慣れ始める6月。
一見、落ち着いてくるように見えるこの時期ですが、実はこんな理由で勉強に対する反発が強まることがあります。
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🌧️ 気候の変化で体調や気分が不安定に
→ 梅雨の湿度や気温差で、頭が重く感じたり、やる気が出なかったり。 -
📊 中間テストや小テストの結果で自信をなくす
→ 思っていたよりも点数が低かったとき、「どうせやってもムダ」と感じてしまうことも。 -
😤 親からの“プレッシャー”に敏感になる
→ 「やらされてる」と感じると、反発心が強くなる年ごろです。
叱るより、見守る姿勢が大切
親が「やらせよう」とするほど、子どもは逃げたくなります。
特に思春期にさしかかると、「自分で決めたい」という気持ちが強くなり、「勉強しなさい」と言われるだけで反発してしまうことも。
そんなときこそ、“口を出す”より“見守る”方が効果的です。
たとえば…
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「何時くらいから始める?」と聞いて、選ばせる
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「昨日は●●をがんばってたね」と、過去の努力を認める
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「疲れてる?何か手伝えることある?」と、体調や気分に寄り添う
大人だって、疲れているときに「がんばって!」と言われるとしんどいですよね。
子どもも同じです。まずは気持ちの余裕を取り戻すことが、勉強への第一歩になることもあるのです。
“干渉しすぎず、放任しない”バランス
放っておけば反発は起きにくい。でも、それだけでは成績が下がってしまうかもしれない…。
そんなジレンマを抱えている方も多いでしょう。
ポイントは、「干渉」と「無関心」のちょうど中間を探すこと。
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✅ 家庭学習のルールは子どもと一緒に決める
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✅ 結果よりプロセス(がんばり)を見てあげる
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✅ 子どもからの相談には真剣に耳を傾ける
「あなたのことを信じてるよ」というメッセージが、子どもにとって一番の安心材料になるのです。
6月は“関係づくり”を意識してみよう
家庭での学習状況を整えるには、まず親子の信頼関係が土台になります。
6月は無理に「成績を上げる」ことにこだわるより、「子どもの気持ちに寄り添う」時間にしてみませんか?
何気ない会話、ちょっとした共感、「ありがとう」「がんばってるね」のひと言…。
それだけでも、子どもの心の中には少しずつ変化が生まれます。
無理しない、でも投げ出さない
「家庭での声かけが難しい」「うまく向き合えない」と感じたときは、親も一人で抱え込まないことが大切です。
最近は、家庭での学習サポートを外部に任せるご家庭も増えています。
【家スタ!】のように、家庭にいながらプロのサポートを受けられる仕組みを上手に活用するのもひとつの方法です。
親子関係を壊さず、でも学習を止めない。
そのためにも、「関わりすぎず、でも見守る」距離感を意識してみてくださいね。