「夏休みも2週目に入り、子どもの勉強ペースが乱れてきた…どう対応したらいい?」
そんなお悩みを抱える保護者の皆さん、多いのではないでしょうか。
夏休みは自由な時間が増える分、勉強のリズムが崩れやすいものです。
特に自宅学習が中心だと、やる気の波が大きくなりやすく、悩む方も多いでしょう。
ですが安心してください。
大切なのは、完璧を目指すよりも、小さな工夫を積み重ねてペースを守ること。
今回は、夏休み2週目にぜひ意識したいポイントを、具体的にご紹介します。
小さな成功体験を積み重ねてやる気を保つ
夏休みの序盤は「よし、勉強しよう!」と意気込む子どもも、徐々にペースが乱れやすくなります。
そんな中で大切なのは、完璧にこなそうとしすぎず、毎日できる小さな目標を設定すること。
例えば、「今日は漢字ドリル5ページだけ」「英単語を10個覚える」など、達成しやすい範囲で区切るのです。
実際に、中学2年生のある男の子の保護者は、最初は2時間の学習目標を立てたものの、子どもが疲れて続かなかったため、この方法に切り替えました。
すると、子どもは達成感を感じやすくなり、少しずつ学習への意欲が戻ってきたそうです。
こうした小さな成功体験の積み重ねが、夏休みの長い期間を乗り切る鍵になります。
生活リズムを整えることが学習の土台
夏休みはつい夜更かししたり、ゲーム時間が長くなったりして、生活リズムが乱れやすい時期です。
しかし、睡眠不足や不規則な生活は、集中力や記憶力を著しく低下させます。
夜遅くまでスマホを使っていた小学生の例では、昼間に眠気が強く勉強に集中できなくなってしまいました。
保護者の工夫で「夜10時にはスマホをしまい、朝は一定の時間に起きる」習慣をつけたところ、自然と勉強時間も確保しやすくなり、学習の質が上がったということもあります。
このように、学習のペースを守るには、まずは生活リズムを整えることが基本です。
声かけの工夫でやる気を引き出す
子どものやる気が落ちているとき、「勉強しなさい!」と強く言い過ぎると、反発や拒絶を招きかねません。
効果的なのは、子どもの気持ちに寄り添い、共感する声かけです。
例えば「今日は疲れてるんだね」「頑張っているのはわかっているよ」と伝えることで、子どもは安心感を得て心を開きやすくなります。
そうした関係性の中で、自然に学習の話ができるようになれば、苦手なところや困っていることも話してくれるようになるでしょう。
結果として、親子で学習計画を見直したり、具体的なサポートができるようになります。
夏休みの2週目は、自由な時間の増加と共にペースが乱れがちな時期。
だからこそ、「無理をしない範囲で毎日続ける」「生活リズムを整える」「共感の声かけを大切にする」この3つを意識してみてください。
もし自宅学習の計画づくりや進み具合に不安があるなら、映像授業やカウンセリングを備えた自宅学習システム【家スタ!】の活用も検討してみてはいかがでしょうか。
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