子どもたちと関わっていく上で、多かれ少なかれ「不登校」の悩みはあちこちから耳に入ってきます。
僕が教員だったころも、常に学年に数名は不登校の子たちがいましたし、
学習塾を立ち上げてからも、不登校生も何人かいました。
塾ですので、なんとかしてあげたかったのですが、
人目を気にして通えなくなったり、
基礎からやり直すのに時間がかかりすぎたりしたため、
結局何も力になってあげることができなかったことが多かったような気がします。
もちろん学校に行くことが全てではないので、別に休むということに関してどうこう言うつもりはありません。
長い人生において、そういう時間も必要な時があるでしょう。
それはそれで大事な時間なのかもしれません。
でも仮にそういった時間を選んだ場合、
どうしても勉強が遅れる、というリスクは生じます。
1年間休んだとすると、その遅れを取り戻すのは相当努力が必要です。
場合によっては取り戻すことを諦めてしまうケースもあります。
一生懸命、自分に向き合い、
いろいろ考え、悩み、
勇気を出して踏み出した世界についていけないで、
また再び自分だけの世界に戻っていく、
そんなケースもあったりします。
今回、家スタ!を続けてみて思ったことは
「あ、これだったら大丈夫かも」
という手応え。
そこら辺の奴らの手応えではなく、
教員時代を含め30年子どもたちと向き合ってやってきた人間の手応えですから、
それなりに自信はあります(笑)
この1年半、勉強に対する自信を失っていた子が、
家スタ!のシステムを通して少しずつ、着実に力をつけていく。
そして小さな自信を積み重ねて大きな自信を得ていく。
そんな場面に何度か出くわしてきました。
たぶん、こうした勉強は時間的な制限や、物理的な限界がある学校や塾では無理だと思います。
家にいるからこそできる勉強です。
今回、家スタ!のシステムを使って不登校に悩んでいるご家庭のサポートをしようと考えています。
スタートラインを一緒に考えて、毎日プリントを少しずつ取り組んでいく。
映像授業を使ってもいいし、使わなくてもいいし。
好きな勉強だけでもいいし、少しだけでもいい。
とにかく勉強の歩みを止めない、そんな勉強ができるといいと思ってます。
ぜひ勉強したくてもできない、そんな子どもたちに参加してほしいと思います。
とはいえ、所詮たかだか勉強です。
家スタ!を受けたからといって不登校が解決するなんて、全く思ってません。
願うことは
いつか前を向いて歩き出そうというその日が来たときに、
歩いていくことができるよう靴を用意しておきたい、
「学校には行っていないけど、勉強はしているんだ」とい前向きに考えてほしい、
勉強ができることの楽しさや嬉しさを感じてもらいたい。
そう思っています。
ということで、とりあえず宣言しときます。
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