10月も後半に入り、算数の学習が本格化してくる時期ですね。小学2年生のお子さんを持つお母さんの中には、
「九九の暗記がなかなか進まない…」
「計算ドリルを嫌がって机に向かわない…」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、計算力は中学・高校に進むにつれて必要になるすべての学力の土台です。
この記事では、九九や計算を「楽しい遊び」に変える」家庭での簡単な工夫や、お子さんのやる気を引き出す声かけのコツを具体的にご紹介します。
😥なぜ九九や計算でつまずくのか

小学生の算数で九九や計算は、最初の大きな壁です。この時期に「算数はつまらない」「自分は苦手」と思ってしまうと、その後の学習全体に影響が出ることもあります。
まず九九について。多くのお子さんは、「ただ丸暗記」で覚えてしまい、かけ算の意味が理解できていません。
例えば「2の段」。「2が1つ、2が2つ…」という具体的なイメージがないまま暗記すると、81通りの式と答えを覚えることは大きな負担になります。また、順番通りは言えるのにランダムに出されると答えられない場合は、九九の仕組みをまだ理解していないサインです。
計算力全般に目を向けると、ミスが多い理由は、集中力の持続が難しいことと反復練習不足にあります。低学年のうちは、机に向かうだけでも大きなエネルギーを使うため、ドリルが「つまらないもの」と感じると効率が下がり、悪循環に陥ります。
さらに、日常生活で数字に触れる機会が少ないことも計算への興味を削ぐ要因です。「勉強のためだけに計算する」のではなく、「生活で役立つから計算する」という体験があると、自然と意欲が湧きます。
👩🏫家庭でできる!九九と計算力を伸ばす具体策
九九や計算力を楽しく伸ばすには、遊びの要素と実際の体験を取り入れることがポイントです。
1. 九九を遊びながら覚える

- 🎧 九九ソングを活用
お風呂や車の中で九九ソングをBGMのように流すだけでも、自然と暗記できます。 - 🗣️ 親子で言い合いっこゲーム
「今日は7の段の競争!」などとゲーム感覚で九九を言い合います。間違えても「惜しい!」と励ますだけで、挑戦への抵抗感は減ります。 - 🃏 九九カルタで瞬発力アップ
問題カードと答えカードを作り、「3×4は?」と出されたら素早く答えのカードを取る練習をしましょう。計算の瞬発力を鍛えるのにぴったりです。
ココがポイント
間違えても大丈夫、楽しんで言えたことを褒めることが大切です。
2. 計算力は生活の中で伸ばす
- 💰 お手伝いご褒美の計算
お手伝いや目標達成のお小遣い計算を子どもに任せます。例:「10円玉5枚と50円玉1枚でいくら?」。お金のやり取りは、計算の正確さと実用性を同時に学べます。 - 🍳 料理と算数を結びつける
レシピの分量を半分にする、人数分を調整するなどの体験で、割り算や分数の概念を具体的に教えられます。 - 🗓️ 「5分間集中ドリル」
おやつ前など、短時間だけドリルに集中。タイマーを使い、制限時間内に終えることで集中力を育てます。目標は全問正解ではなく、やりきることです。
ココがポイント
九九で解決できそうな場面をたくさん見つけてあげましょう
3. 声かけで自信と意欲を引き出す
- 👍 過程を褒める
「集中力が続いているね」「途中式を丁寧に書いたから正解できたね」など、結果だけでなく過程を具体的に褒めます。 - ❓ 考えるきっかけを作る
ミスを見つけたら、すぐ答えを教えず「逆から考えてみよう」とヒントを与え、自分で気づかせるようにします。 - 😊 「できたこと」を可視化
ドリルやテストで達成したら、カレンダーやノートにシールや花丸をつけます。自己肯定感を育み、次のやる気につながります。
ココがポイント
学校の勉強が終わってからが大事です。ご家庭で継続していきましょう
🎯まとめ:今すぐできる4つのポイント
小学生のお子さんの九九や計算力を伸ばすために、家庭でできることは意外とシンプルです。
まず、九九は歌やカルタなど遊びながら覚える工夫で、楽しく自然に定着させましょう。計算ドリルは短時間集中で「やりきる習慣」をつけることが大切です。さらに、買い物や料理など日常生活の中で計算の実践の場を作ると、数字に触れることが生活と結びつき、学ぶ意欲がぐんと高まります。そして、結果だけでなく努力の過程や集中力を具体的に褒める声かけで、子どもの自信とやる気を育てることができます。
計算力は中学受験や将来の論理的思考力の基盤となる重要な力です。今日から少しずつでも家庭で「計算遊び」を取り入れ、お子さんが『できた!』と笑顔で自信を持てる瞬間を増やしていきましょう。
不安や疑問を感じたときは、家スタ!公式サイト(https://iestudy.jp)をチェックしてください。基礎の徹底から応用力まで、子どもが楽しく机に向かえる教材やノウハウが揃っています。
