「テスト前なのに全然やる気がない…」そんな時に試したい家庭での声かけ術

「そろそろテスト勉強始めなさいって、何回言えば伝わるの?」

そんな言葉を思わず口にしてしまうこの季節。
中学校では5月に1学期最初の中間テストが実施される学校が多く、保護者にとっては子どもの学習姿勢が気になる時期です。

けれども、ふとリビングを見渡すと…我が子はスマホを手にゴロゴロ。
「このままで大丈夫なの?」「内申に響くんじゃ…?」と焦る気持ちが募る一方で、声をかけても反応が薄く、口論に発展してしまうケースも少なくありません。

今回は、そんな“テスト前なのにやる気が出ない中学生”に対して、保護者ができる関わり方をテーマに、家庭で今日から実践できる声かけ術をお伝えします。

■ なぜ中学生は「やる気が出ない」のか?

そもそも中学生がテスト前にやる気を出せないのは、怠けているわけではありません。
背景には、次のような心理や状況が潜んでいます。

  • 「何から手をつけていいかわからない」:テスト範囲が広く、勉強方法がつかめない

  • 「勉強しても成績が上がらない」と感じている:努力が報われないと信じ込んでいる

  • 部活や習い事で疲れ切っている:特に5月は大会シーズンで練習がハード

  • 「結果でしか評価されない」と思っている:点数や順位だけが評価対象だと思っている

子どもは思春期真っただ中。親の何気ない一言が、自己肯定感を下げる原因にもなります。だからこそ、接し方には“言葉選び”がとても大切です。

■ 今日からできる!テスト前の3つの声かけ術

①「勉強しなさい」はNGワード。まずは“共感の言葉”から

親がつい言ってしまう「勉強しなさい」「早く机に向かって!」という言葉。
実はこれ、逆効果になることが多いんです。本人は「やらなきゃ…」と思っていても、言われると反発したくなるのが思春期の心。

代わりにこんな風に声をかけてみてください。

「今日、部活ハードだったでしょ。ちょっと休憩してから一緒に明日の予定立ててみようか?」

共感の言葉で心がほぐれると、子どもは“責められていない”と感じ、自分の気持ちや行動に素直になれます。

② 「何時間やった?」より「どこを頑張った?」を聞こう

多くの保護者が「何時間勉強したの?」と聞きがちですが、大切なのは“量”ではなく“中身”。
勉強のプロセスに注目し、努力や工夫を見つけて具体的に褒めることが大切です。

例えば:

  • 「漢字を自分で何度も練習してたね、えらい!」

  • 「理科のグラフ、きれいにまとめてて見やすいね!」

  • 「昨日間違えた問題、ちゃんと解き直してたの見てたよ」

子どもは「ちゃんと見てくれてる」と実感できると、次の行動へのモチベーションになります。

③「スケジュール管理は親子で一緒に」が成功の鍵

テスト前にやることが多すぎて、優先順位がつけられない子も多くいます。
そんな時は、親子で一緒にスケジュールを立てる時間をつくるのがおすすめです。

ポイントは:

  • 1週間単位で“無理のない範囲”を一緒に決める

  • 苦手科目を「少しずつ毎日」に分散させる

  • 終わった内容はチェックをつけて達成感を可視化

この“見える化”は、ゲーム感覚にもなり、やる気維持にもつながります。

■ 家スタ!のサポートでテスト対策をもっとスムーズに

「親が声をかけても、なかなか動かない」
「家庭学習だけでは不安」
そんな時は、【家スタ!】のサポートが役立ちます。

【家スタ!】では、毎週送られるプリントと動画授業で、予習・復習ができる仕組みになっています。テスト前は、間違えた問題に合わせて“弱点克服プリント”が届くので、ただやみくもに勉強するのではなく、的を絞って対策ができるのです。

さらに、お子さまの性格やペースに合わせて「一緒に学習計画を立てる」ことも可能。
保護者の方にも「こんな風に声をかけると効果的です」といったアドバイスが届くので、家庭の雰囲気が変わったという声も多数あります。

■ 最後に:やる気のスイッチは“親のひと言”で入ることも

テスト前は、親子ともに焦りがち。
でも大切なのは、「子ども自身がやる気になること」。そのための“きっかけ”が、家庭のちょっとした声かけや関わり方です。

思春期の子どもにとって、親からの共感・理解・励ましは、どんなアドバイスよりも力になります。

もし「うちの子には届かないかも」と思っている方がいたら、まずは今回紹介した声かけを1つだけでも試してみてください。

そして、「家での勉強だけでは不安」「テスト対策が難しい」と感じたら、
ぜひ【家スタ!】のサポートを活用してみてください。
家庭学習の“悩み”が、“安心”に変わるはずです。

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